食事注意点 藤川徳美版
病気を予防する食事(R4.10.26改訂)
すべての慢性疾患は、「活性酸素」により「慢性炎症」を生じ、細胞が「酸化」、「糖化」されることにより生じる。
うつ病、アルツハイマー病、ADHD、悪性腫瘍、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、アトピー、アレルギー等。
1)十分量のタンパク質を摂取する ※1
・われわれが持っている遺伝子(DNA)は代謝酵素などの蛋白質の設計図。
・つまり、DNAが設計図通り働くよう、蛋白質は十分量を摂取する必要がある。
・プロテインスコア換算にて毎日体重と同じグラム数、つまり60kgの人なら60g/日。
・植物性蛋白より動物性蛋白の方が効率が良い。
・具体的には、ホエイプロテイン20g×2を飲み、卵3個+肉200gを目標に食べる。
・プロテインでお腹の調子が悪くなる人は、5g×2で開始する。
・つまり、DNAが設計図通り働くよう、蛋白質は十分量を摂取する必要がある。
・プロテインスコア換算にて毎日体重と同じグラム数、つまり60kgの人なら60g/日。
・植物性蛋白より動物性蛋白の方が効率が良い。
・具体的には、ホエイプロテイン20g×2を飲み、卵3個+肉200gを目標に食べる。
・プロテインでお腹の調子が悪くなる人は、5g×2で開始する。
・卵を食べると調子が悪くなる方もいるので、体調が悪くなる場合は他のタンパク質で補う。
2)糖質を減らす
・過剰な糖質は、細胞を「糖化」させる。皮膚が糖化するとシミになる。
→皮膚がシミだらけの方は内臓もシミだらけ!(糖化がすすんでいます!)
・精製糖質(白米、小麦粉、砂糖)は減らす。
・具体的には、小麦、砂糖は極力控え、米も今までの半分に減らす。
・果糖を液体で摂ることは避ける
・精製糖質(白米、小麦粉、砂糖)は減らす。
・具体的には、小麦、砂糖は極力控え、米も今までの半分に減らす。
・果糖を液体で摂ることは避ける
ーーー清涼飲料水、コーラ類、砂糖の入った缶コーヒー、市販の野菜ジュースや果物ジュース、など。
・果物の過量摂取は避ける。
・果物の過量摂取は避ける。
3)悪い脂質は避けて、良質の脂質を摂取する
・常温で保存できる一般的な植物油は「酸化」されやすいので避ける。
・トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)は直ちに止める。
・偽物が多いオリーブオイルには要注意。※2
・炒め物には、ラード、バター、オリーブオイルを用いる。
・中鎖脂肪酸のMCTオイルを積極的に用いる。
脳や細胞膜は油でできています。油が良くないと子どもの脳の発達に影響がでます。
また、炎症を簡単に惹起し肌荒れしやすくなります。
逆に質の良い油は炎症を抑える方向に働きますのでかゆみも減ります。
4)食塩を止め、天然塩に変える
・ナトリウム(Na)しか入っていない食塩は直ちに止める。
・カリウム(K)、マグネシウム(Mg)の多い天然塩に変える。
・K、Mgが最も多いのは、「ぬちまーす」、「雪塩」、「宗谷の塩」。
・カリウム(K)、マグネシウム(Mg)の多い天然塩に変える。
・K、Mgが最も多いのは、「ぬちまーす」、「雪塩」、「宗谷の塩」。
※1.下図は栄養素の優先順位を示したピラミッドです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、各栄養素の優先順位を示しています。
レベル1の三大栄養素が満たされないとビタミン、ミネラルサプリなどを飲んでも改善しにくいです。
当院では三大栄養素の炭水化物は糖質+食物繊維になり、積極的な摂取は勧めていません。
レベル2の栄養素を効かせるためにはレベル1を満たしておく必要があり、
レベル3のサプリなどを効かせるためにはレベル1、2を満たしておく必要があります。
アスリートの栄養に関してはまだ議論されているところで炭水化物が必要との意見もあります。
(短時間でエネルギーとして使用できるため。)
アスリートでない限り積極的な炭水化物の摂取は必要ないと考えます。
※2.油は酸化すると健康に良くないので遮光瓶に入っていて、
保管もコンロの近く(熱が加わるため)などには置かないほうが良いです。
オリーブオイルでもピュアオリーブオイルやオリーブポマースオイルなどは避けた方が良いです。
エキストラバージンオリーブオイルの低温圧搾のものを選びましょう。
基本揚げ物はたまに食べるぐらいにし、使用する油は
ラード、米油、オリーブオイルなど加熱に強い油がおすすめです。
スーパーの惣菜や一般的な外食店では酸化している油や植物油の可能性が高いため避けたほうが良いと思います。
なたね油、ひまわり油、コメ油、ゴマ油なども低温圧搾方式のものがおすすめとなります。
お花茶屋くじら皮膚科