当院のビタミンCローションについて
当院のビタミンCローションについて
当院では、人体での効果が科学的に証明されている水溶性ビタミンC(リン酸アスコルビン酸ナトリウム・APS)を使用しています。他のビタミンC誘導体は、実験での効果は確認されていますが、人体での効果は未確認で、また高価な製剤が多いのが現状です。
APSの主な効果
- 抗酸化作用
- 紫外線やストレスで酸化した皮脂を正常化
- 毛穴の詰まり(毛孔異常角化)を改善
- 美肌効果
- ニキビ跡(赤み)の原因となる酸化タンパク質を還元
- メラニン生成を抑制(シミ・くすみ対策)
- コラーゲン産生とセラミド合成促進(肌のハリ改善)
毎日の継続使用で、ニキビ、シミ、小じわ、毛穴の開きなど、様々な肌トラブルに効果を発揮します。
ニキビに対しての効果
- ニキビの原因は多岐にわたりますが、原因の一つに紫外線や睡眠不足により皮脂が酸化することがあります。皮脂は紫外線やストレスで酸化されます。酸化した皮脂から肌を守るため、脳は毛穴を閉じる指令を出し、毛穴の角質を厚くすることで毛穴を閉じようとします(毛孔異常角化)。リン酸ビタミンCの抗酸化作用により、酸化した皮脂は徐々に正常な状態に戻ります。毎日使用することで、皮脂の酸化が改善されてくると脳は毛穴を閉じる必要がないと判断し、(毛孔異常角化が改善し)ニキビの症状が改善されていきます。
- ニキビ跡が長期間残る原因は、皮膚に沈着した酸化タンパク質や過酸化脂質です。人間の皮膚で最も抗酸化力が高いのはビタミンCで、特にリン酸ビタミンCは皮膚吸収性に優れています。リン酸ビタミンCを継続使用すれば、酸化物質が還元され、血液に吸収されてニキビ跡が消えます。
市販薬について
リン酸アスコルビン酸は安定型のビタミンCですが、長期的な安定性には課題があります。約6ヶ月で分解されてしまうため(そのため流通にのせての販売が困難です)、市販製品では濃度を1%以下に抑え、他のビタミンC誘導体で補っているものがほとんどです。人体での効果が科学的に実証されているビタミンC製品は限られています。市販薬で効果を実感できない方は、当院のAPS化粧品を3ヶ月間試していただくことをお勧めします。
お花茶屋くじら皮膚科