先に結論(おすすめの組み合わせ)

  • 納豆にアマニ油を小さじ1杯〜大さじ1杯かけて食べるのがおすすめです。
  • ただし、発泡スチロールの容器は油で溶けるので注意してください。

1. 納豆:肌の「再生」を助ける万能選手

納豆は、皮膚の材料となるタンパク質に加え、肌荒れを防ぐビタミンB群が豊富な「食べる美容液」です。

メリット

  • 肌のターンオーバーの正常化: ビタミンB2が豊富で、肌の再生を助け、炎症を抑えます。
  • バリア機能の強化: 納豆に含まれる「ポリアミン」には、細胞を若々しく保ち、肌の老化を防ぐ効果が期待できます。
  • 腸内環境の改善: 皮膚は腸の鏡です。納豆菌が腸内環境を整えることで、ニキビや吹き出物の出にくい肌質を作ります。

注意点

  • 血液サラサラ薬との飲み合わせ: ワーファリンなどの血栓を防ぐ薬を服用中の方は、納豆に含まれるビタミンKが薬の効果を弱めてしまうため、必ず医師に相談してください。
  • サーファーやマリンスポーツ愛好家の方でクラゲに刺されたことのある方には遅発性アナフィラキシーを起こすことがあり注意が必要です。

胃腸が弱い方に納豆がおすすめな理由(消化吸収の観点)

以下の点より胃腸の弱い方にも消化吸収の点で優れているためおすすめです

1. 納豆菌による「先取り消化」

通常、大豆などのタンパク質は、体内の消化酵素(ペプシンなど)によってアミノ酸へと分解される必要があります。 しかし、納豆は製造過程で納豆菌がタンパク質をすでに分解(一部アミノ酸やペプチド化)してくれている状態です。いわば、食べる前に「下処理(消化)」が終わっているようなものなので、胃腸への負担を最小限に抑えつつ、スムーズに吸収されます。

2. 粘り成分「ムチン」の保護作用

納豆のネバネバの正体の一つであるポリグルタミン酸などは、胃の粘膜を保護する働きがあります。胃が荒れている時は、胃酸によるダメージを受けやすい状態ですが、この粘り成分がバリアのような役割を果たし、胃の不快感を和らげてくれます。

3. 豊富な消化酵素

納豆には、タンパク質を分解する「ナットウキナーゼ」をはじめ、多くの消化酵素が含まれています。これが自身の消化を助けるだけでなく、一緒に食べた他の食品の消化をサポートしてくれるため、胃腸全体の負担軽減につながります。


胃腸が荒れている時の「より優しい」食べ方

さらに消化を良くするために、以下の工夫をしてみてください。

  • 「ひきわり納豆」を選ぶ: 大豆の皮が取り除かれ、細かく砕かれているため、表面積が広くさらに消化が良くなっています。
  • よく混ぜる: 混ぜることで粘り気が増し、酵素の働きや粘膜保護の効果を高めることができます。
  • 温度に注意: 冷蔵庫から出してすぐの冷たい納豆は、胃腸に刺激を与えます。常温に戻してから食べるか、温かいご飯にかけて召し上がってください。

2. アマニ油:肌の「炎症」を鎮める良質な油

現代人に不足しがちな「オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)」を補うために、アマニ油は非常に効率的です。

亜麻仁油は体の細胞膜や組織を生成する「必須脂肪酸」で、その中の「オメガ3」系と呼ばれる種類に属します。オメガ3系の油には他の油にはない、αーリノレン酸という成分が豊富に含まれています。

このαーリノレン酸は、体内に摂取されると、EPA(エイコサペンタエン酸)と、DHA(ドコサヘキサエン酸)に変化します。EPAとDHAは、青魚に豊富に含まれています。

これらの成分は血液中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やします。さらに、血管を若返らせて、血液をサラサラにし、高血圧や心筋梗塞、脳梗塞を防ぎます。

脳の神経細胞も活性化するので、認知症の予防にもつながるでしょう。加えて、体の細胞膜を新しく生成し、腸内環境も整えます。アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患にも有効です。

メリット

  • 抗炎症作用: アトピー性皮膚炎や乾燥によるかゆみなど、皮膚の赤みや炎症を内側から鎮めてくれます。
  • 保湿力の向上: 細胞膜を柔らかくし、肌の水分保持能力を高めるため、しっとりとした質感を目指せます。

デメリット・注意点

  • 熱に非常に弱い: 加熱すると酸化してしまい、せっかくの栄養素が台無しになるだけでなく、体に良くない物質に変化します。必ず「生」で(サラダや納豆にかけるなど)摂取してください。
  • 酸化しやすい: 空気に触れると劣化が早いため、開封後は冷蔵庫で保管し、1ヶ月程度で使い切る必要があります。

お花茶屋くじら皮膚科