シャンプーには防腐剤、強力な洗浄効果をもつ界面活性剤がはいっています。

 

界面活性剤は皮膚のバリアーを破壊し乾燥しやすくなります。

そうなると細胞の機能が低下し、頭皮の再生ができなくなります。結果頭皮が薄くなります。

頭皮が薄くなると髪の毛もしっかりした根(毛根が)がはれないため毛が細くなります。

 

また防腐剤は殺菌作用があり、良い菌が死滅し、悪い菌が増えることがあります。

脂漏性皮膚炎の原因菌であるマラセチア菌も良い菌が死滅すると増えます。

 

シャンプーにより皮膚表面の皮脂がなくなると、乾燥し不足した皮脂を補うために

大量の皮脂を分泌します。しかし、またシャンプーをすると皮脂がなくなり大量の皮脂を分泌します。

これが続くことにより皮脂腺が発達し皮脂過剰となりシャンプー後時間がたつとベタベタする頭皮や

髪がペタンコになったりします。

 

急にシャンプーをやめると今まで洗い流していた皮脂が大量にでてきます。

もちろん4-5ヵ月すると落ち着いてくるのですが、急にやめると大変だと思いますので

初めはシャンプーの間隔(2日に1回 3日に1回・・・)を長くしていくのがおすすめです。

お花茶屋くじら皮膚科