帯状疱疹啓発週間

 

先日

愛知医科大学医学部 臨床感染症学講座 教授

三鴨廣繁先生の講演を拝聴してきました。

 

帯状疱疹ワクチンは助成があり当院でも2種類のワクチンを取り扱っています。

やはりシングリックスの方が効果が高くおすすめということでした。

他に参考となること列記します。

1.ワクチン接種しても帯状疱疹後神経痛となる確率は変わらない(6ヶ月で15%の方が痛みが残る)

なので帯状疱疹を発症しないことが大事!(予防が大事!)

 

2.シングリックスの局所反応(疼痛、腫れなど)は約3日間

全身症状(筋肉痛、倦怠感など)は約2日間

2回目接種時は1回目より重症になることは少ない。

接種後3日間頑張ればよいとのこと

 

3.シングリックスと肺炎球菌ワクチン、インフルエンザは同時接種可

(当院では肺炎球菌ワクチンは取り扱っておりませんので希望の際はお近くの内科さんで接種されたください)

 

4.帯状疱疹を罹患後いつシングリックスを接種した方がよいのか?

これはしっかりとしたデーターはでておらず、各国で推奨の時期が異なっています。

先生は急性症状が落ち着いてから2ヶ月後をおすすめしていました。

 

5.水痘(帯状疱疹)生ワクチン接種後やっぱりシングリックスを接種したいという時はいつの接種がよいか?

こちらもデーターはないため希望時は2ヶ月後をおすすめしているとのことでした。

 

帯状疱疹は細胞性免疫の低下で発生します。

水痘の抗体が高値でも細胞性免疫が低下すると発症しますので予防接種はおすすめです。

お花茶屋くじら皮膚科