正しくは”海に入ったらアトピーが良くなった。”

これは患者様がおっしゃったことです。

 

古くより海洋療法(タラソテラピー)として行われおりマグネシウム欠乏と関係があるかもしれません。

下記に簡単にまとめましたので参考にしてください

 

海水に含まれる「塩化マグネシウム」の効果

  • 海水中には塩化ナトリウムだけでなく、塩化マグネシウムが豊富に含まれている
  • 塩化マグネシウムは、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)よりも肌への浸透性や保湿因子の修復効率が高い
  • バリア機能の再構築: マグネシウムイオンが角層に浸透し、セラミドなどの脂質合成をサポート
  • 炎症の鎮静: アトピーの炎症を引き起こす免疫細胞(T細胞など)の暴走を抑える
  • かゆみの抑制: ヒスタミンが肥満細胞から放出されるのを抑制

死海療法の効果

  • イスラエルの死海には世界中からアトピーや乾癬の患者が湯治に訪れる
  • 死海のマグネシウム濃度は通常の海水の約15倍〜20倍
  • 高濃度マグネシウムにより、皮膚のターンオーバーが正常化し、厚くなった皮膚が柔らかくなる

自宅で擬似海水浴をする方法

  • 塩化マグネシウムの結晶(にがりの主成分)を入浴剤として使用
  • エプソムソルト(硫酸マグネシウム)も有効で、皮膚のバリア機能を整える
  • 塩化マグネシウム(ニチガ「死海の塩」)は特に入浴効果が高い

効果的な使い方

  • 適切な濃度: お湯200Lに対して0.1%〜0.2%(カップ1〜2杯、約150g〜300g)
  • お湯の温度: 38℃〜40℃のぬるめ(41℃以上は厳禁)
  • 入浴時間: 20分以内
  • 上がり方: 基本的に洗い流さない(違和感があれば軽くシャワー)

肌に合うかどうかの見極め方

  • 部分浴からスタート: 洗面器で手足だけを5分ほど浸けて様子を見る
  • 浸出液がある時は避ける: じゅくじゅくした炎症部位にはマグネシウムがしみる可能性がある
  • 乾燥感をチェック: 入浴後に肌がつっぱったり赤みが増す場合は濃度が濃すぎるか肌に合っていない

注意点とコツ

  • 保湿はセットで: 入浴後5分以内に保湿剤(ワセリンやヘパリン類似物質など)を塗る
  • 風呂釜への影響: 塩化マグネシウムは循環型風呂釜でも使用可能(コップ一杯程度なら錆びの影響はほぼない)
  • エプソムソルト: 塩を含まないため、特濃で毎日使用しても風呂釜に影響なし

 

ぜひ自宅でも試してみてください

 

お花茶屋くじら皮膚科